戦国武将逸話集
戦国時代・戦国武将の逸話・興味深い話・エピソード・こぼれ話などのデータベース
上条政繁「翻弄された名門の血筋」
上条政繁「翻弄された名門の血筋」
ビジュアル 戦国1000人‐応仁の乱から大坂城炎上まで乱世のドラマを読む
他家に養子に出されることは、人質である一方、嗣子としてその家を乗っ取ることもできたわけで、リスクの大きい博打のようなものであった。政繁は本来能登の名門畠山氏の出で義春と名乗っていた。人質として上杉謙信の養子となり、やはり名門上条氏の嗣子となった。御館の乱では景勝側についたものの、その後意見が対立し、出奔。関ヶ原でひょっこりと現れたときには家康に仕えていて、畠山姓に復していてた。家や姓の間で翻弄された一生だが、元に戻れただけマシかもしれない。
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